2019年04月01日

太宰府にも縁のある新元号「令和」が発表されました

4月1日、新元号が「令和」に決定したと菅官房長官より発表されました。

この二文字は、『万葉集』の梅花 (うめのはな) の歌32首の「序」として漢文で添えられた文の中の、

「初春の令月 (れいげつ) にして、気淑 (よ) く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披 (ひら) き、蘭は珮後 (はいご) の香を薫す」

から引用されたものだそうです。

この部分の現代語訳は以下をご参照ください。
http://manapedia.jp/text/5673

書き手に関しては大伴旅人説もあれば山上憶良説もあるようですが、大宰帥
(だざいのそち。今のここ太宰府にあった九州地方の行政と外交を担当する役所の長官)
の地位にあったその大伴旅人邸で天平二年(730年)に開かれた梅の花を愛でる宴のことが
書かれているとされています。

『万葉集』には、その宴で詠まれた歌が収録されています。
それだけではなく、この宴そのものが
 
≪海外との門戸である大宰府において、当時輸入されたばかりの、学問のシンボルでもある花を
テーマとして、中国に発する文芸の宴を日本固有の和歌で行った「梅花の宴」こそは、
まさに大宰府文化を象徴するものと言える≫
(森弘子著『太宰府発見 歴史と万葉の旅』より)

とも評されるものなのです。

今の太宰府でも毎年、厳しい冬の後、早咲きの飛梅から始まり、天満宮境内の梅の開花を話題にすることが
風物詩のようになっており、太宰府ではこの新元号の発表に早くも歓迎ムードが盛り上がりつつあります。

大伴旅人の名から名前をとった西鉄(西日本鉄道)の観光列車「旅人」に乗って、太宰府に是非越しくださいませ。
寿庵寺田では、名物・梅ヶ枝餅や数々の梅の製品をご用意してお待ちしております。
 
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posted by teradaya at 16:37 | 日記